熟年離婚はなぜ起こる
一度は愛し合って結婚した仲ですからできれば、離婚せずに一生を添い遂げたいものです。しかし、残念ながら離婚するしてしまうケースも少なくはありません。特に最近多く見られるのが、熟年離婚です。
長年連れ添った夫婦がなぜ離婚することになるのか、熟年離婚がなぜ起こるのか考えてみましょう。熟年離婚で多いのが、妻から夫に離婚を切り出すというケースです。一般的に熟年離婚が起こりがちなタイミングとして挙げられるのが、子供の就職や子供の結婚、そして、夫の定年退職後といったタイミングです。
というのは、妻の側からすると、ずっと以前から離婚したいと考えていた状態で、最適なタイミングがくるまで我慢していたというわけです。離婚したいと思ってはいたけど、子供につらい思いをさせたくない一心で、子供にとって一番ダメージが少なくなるまで、離婚を延期していたということになります。
しかしながら、離婚などはまったく考えていない夫にしてみれば、妻がそんなことを考えているとは思いません。たいたい、そのような妻の気持ちに気がつくような夫なら、熟年離婚を切り出されたりはしないはずです。
妻が離婚したいと考える理由は色々とありますが、長年連れ添ってから熟年離婚を切り出すからには、その決意はかなり固い状態にあります、夫がどんなに謝っても離婚を思い止まってくれないものです。
例えば、若い頃に浮気されたことを許せなかったり、姑にいじめられた時にかばってくれなかったり、子育てを任せ切りにされたことや、夫の両親の介護が大変だったなど、妻は全ての不満を溜め込んでいくものです。
夫からすると何を今さらと思うようなことであっても、妻にとっては水に流すことはできません。熟年離婚をしたくない人は、常に夫婦でよく話し合うことが大切になってきます。
そして、夫は妻を思いやる気持ちが大切です。共働きであれば積極的に家事を手伝ったり、専業主婦だったとしても体調の悪い時には休ませてあげるなどの配慮が重要になります。とにかく、妻の不満や悩みをこまめにきいて、ストレスを溜めさせないようにすることが大切です。